みなさんこんにちは
今日は 「離職 」にからめたお話を1つ
新人パートさんがザクザク辞めていくお店がございまして
どうしたものかなと
う~ん本当は新人さんもですがベテランさんも
ボチボチ辞めているのですが・・・・
新人さんが特に激しく辞めていくので
まずはそっちから退治せねば
結論として
◆「人」の問題に手を打つ
◆「しくみ」で手を打つ
の両方で治療するということになるのですが
まずは「人」の問題とは
オリンピック風に言うと
・お客様とやり合うとか
または会社のお金や備品をこっそりお持ち帰る
個人戦
・あの人がどうだこうだという
複数人の接触面で起きるトラブルや
派閥でもめるなどの団体戦
このあたりがメジャーかなと思います。
特定の誰かの対人関係マインドや技術を
どうにか修正しなくてはいけません(骨折れる)
そしてここだけ対処していても
同じ人が再発したり
違う人同士の組み合わせで再発してしまうという
よくわからない終わりのない旅のようです🐧
(とはいえ対処しないとちっとも良くならない)
「しくみ」で手を打つとは
オリンピック風に言うと
・あるタイミングでのドーピング検査のように
働く人たちに検査を受けてもらい定点観測し変化を見る
(意識調査)
・その種目の採点基準を公開するように
この会社ではどう働くことが求められているのか
働く人たちに知らせる
(評価基準)
・意外にトラブルのもとになる「日常作業の手順」
を可視化する(オペレーションのマニュアル)
・オペレーションを教える先輩たちのバラツキを補正する
(トレーニングの標準化)
・誰が上司で、誰が部下なのかはっきり可視化する
(組織図の公開)
などなど、他にもあるかもしれませんね
さて話をあのお店に戻しましょう
新人パートさんがザクザク辞めていくあのお店です
今回は立て続けに3人辞めていくということで
あきらかに異常値です
調べていくと🔍捜査線上にNさんという先輩が浮上
この方はなかなかの完璧主義者
自分で完璧なマニュアルを作って自主運用中
それだけなら平和なのですが
周辺の関係者にも自分のやり方を強要
セロテープの貼り方ひとつ取っても
自分の思うようにやらない誰かがいれば
しっかり指摘し続けるというツワモノ
こちらの会社さん店舗のマニュアルは
あるにはあるけれど
「(実質は)マニュアルはない」
というよくあるパターン
会社のルールが載っているマニュアルが
実用レベルに至っていないので
新人さんは先輩が教えてくれることを必死でメモして
自分のものにしていくのです
そのメモを私は時々チラッと拝見するのですが
何書いているかほぼわからん(/・ω・)/
帰宅して整理するんです!!という方も多いですが
こりゃ大変だなと思うわけです
あの捜査線上に浮上したNさん
会社のマニュアルでは不十分なので
自分のためにマニュアルを整理しました
私も見ましたが まあ素晴らしいです
なんならこのNさんのオリジナルマニュアルを
会社のマニュアルにしたいくらいです
それならみんな同じ土俵で参加できます
いまはそうじゃないから大変なのです
Nさんの法律でみんなが裁かれて
なんなら処刑されるわけですから
会社の公認マニュアルがないと
現場は困るんです
慣れてきたらマニュアルは見なくなるかもしれませんが
新人さんが入ってきた時の道しるべになるのです
それがないと
なにを頼りにしたらよいかみんなわからなくなり
声が大きい人のやり方がまかり通るようになってしまうのです
あ~こわいこわい
こちらの会社さんへの処方としては
◆パートさん全員参加の無記名意識調査を実施
◆会社のマニュアルを作り直す
◆トレーニングのしくみ化
を引き続き進めていこうと思います。
それではまた次回