マニュアルで効率よく無人化を図ろう
みなさんおはようございます。
今日は「無人化」にからめたお話を1つ
最近は私が経営するホテル&グランピング
マツモトサトヤマドアーズ
https://www.naganosatoyama-glamping.com/
の厨房現場に応援に入ることが増えまして
いろんな発見があります。
マニュアル作成のご支援をする仕事を
20年継続している私ですが
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文字のマニュアルは
読み手の「解釈」が広がり
危険だな💣
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としみじみ感じました
料理不得意な私がマニュアル作成で行き詰った結果
私はあまり家で料理をいたしません(汗)
こどもたちが大きくなったこともあり
旦那さんが吞みながら料理しちゃうので
キッチンを譲っているというのもあります
(言い訳が多いな💦)
つまり私は料理が得意でもないし
そんなに経験豊かでもないという人間です
そんな私がお客様の夕食デザートのゼリーを作ろうと
栄養士先生が作ってくれたレシピを見ながら
1つ1つ手を進めていました。
そこで
うーーーーーん
これはどっちなんだ?と手が止まった瞬間がありました
最後のゼリー液の作成の下りです。
「ゼリー粉とお湯を混ぜます。」
これを読んで私は
計量済みのゼリー粉に、お湯を注いで混ぜるのかな?
それとも
お湯の中にゼリー粉を入れて混ぜるのかな?
料理ができる人は
おいおい『普通』は
粉にお湯を注ぎながら混ぜるでしょΣ(・ω・ノ)ノ!
ということに気付くのだと思いますが
私のように料理しない人には
まったくちがう非常識な方法が思い浮かぶのです(危険だな)
この『普通』が曲者なのではないでしょうか。
自分の普通は 他の人の普通とは
ずいぶん異なっているかもしれない
そんなことはゆめゆめ思わずに私たちは生活している気がします。
誰にでも伝わる動画のチカラ
この『普通』のバラツキを補うには
動画が最も効率的ですね
<文字や写真のマニュアル>
読んで
↓
理解して(←ここが人それぞれでバラつく危険)
↓
実行
<動画マニュアル>
見て
↓
真似する
バラつきが発生するリスクが減りますね
あ、そうそう
あの私の作ったゼリーはどうなったかと言いますと
すぐそばに栄養士先生がいてくれた日でしたので
すぐ教えてもらいました。
正解は
①粉を計量して用意出来たら
②その中にお湯を注ぎ入れながら
③いっきに混ぜる
④数分混ぜ続ける(何分か忘れた💦)
ということで
無事おいしいゼリーを作ることができました。
当社では長野県茅野市という寒天製造で有名な街から
お取り寄せしたちょっと上質な寒天を使っているので
失敗すると損失が痛いんですわ
よくあるパターンだと、
「ええええええ失敗って?混ぜるだけじゃん」
「この寒天高いのよ いくらすると思ってんの」
「ゼリーも作れないの?( 一一)」
「あーあーもういいから わたしが作り直しとくから」
と上司や先輩にあれこれ言われて
嫌になって辞めていくわけです
手順を明確にしておけば
こんなことになるリスクを減らせるかもしれませんね
伝わるマニュアルで人手不足のリスクを軽減
人手不足の現場では即戦力が求められます
ですが
即戦力などというおいしい人材は
世の中に転がっていないんですね
「誰でもできる化」が求められますね
人手不足に挑むコンサルタント
赤沼留美子でした~
また次回のコラムで