経営者の皆さん、パート・アルバイトの方と一緒に現場に立った経験はありますか。
皆さんこんにちは。誰でもできる化コンサルタントの赤沼 留美子です。
今日は、ゴールデンウィーク中である繁忙期10日間で実際に現場に入って私が体験した、ホテル厨房の改革についてお話しします。いつまで経っても現場の問題が解決されないという悩みを持つ経営者にとって重要な気づきを提供できると思います。
ゴールデンウィークの挑戦
ゴールデンウィークの10日間、私は朝5時半から夜7時まで、厨房専門のパートである矢口さんと一緒に働きました。買い出しや調理、収納の改善など、多くの業務を一緒にしてみました。特に買い出しでは、料理長が90分かかっていたところを30分で終える方法を見つけたり、そもそも買い出しをなくす方法を模索したりしました。
今までも辞めていった料理長へは改善指示というかお願いのようなことを伝えていたわけですが、これまで少しも改善されなかったのです。その原因はもちろん料理長にもありますが、実際に私自身が現場に入ることを疎かにしていたことが最大の原因でした。
現場のリアルを知る
今回、現場に入って一緒に作業をすることで、どこに問題があるのか、どうすれば解決できるのかを具体的に理解できました。例えば、収納方法や調理手順、買い出しの効率化など、現場の細かい問題を解決することで、劇的に変化をもたらすことができました。現場に入ったからこそ、見えてくる問題もたくさんありました。
パート・アルバイトを採用している経営者の方は、ぜひ現場に入っていただくことをオススメします。従業員ができない理由を並べる時、単に指示するだけではなく、一緒に問題を解決していく姿勢が経営者には求められます。経営者自身が現場のリアルを知り、自ら体感することで、具体的な解決策を見出すことができるのです。
マニュアルの重要性
また、この経験を通じて、現場の改善にはマニュアル化が不可欠であることを再確認しました。特に、パート・アルバイトの教育には、明確な手順やルールが必要です。マニュアルを整備し、誰でも同じように作業できる環境を作ることが、効率化と品質やサービス向上に繋がりますし、定着率の向上にもつながります。
まとめ
今回のゴールデンウィークの経験から、経営者は現場に足を運び、自ら体感することの重要性を強く感じました。特に、パート・アルバイトを採用する中小企業の経営者にとって、現場のリアルを理解し、具体的な改善を進めるためには、経営者自身の現場への理解は欠かせません。
皆さんも、自社の現場に足を運び、共に働くことで、新たな発見や改善のヒントを見つけてみてください。それでは、またお会いしましょう。