シニア雇用の難しさ、皆さんはどこだと思いますか。
皆さんこんにちは。誰でもできる化コンサルタントの赤沼 留美子です。
本日は、私自身がシニア雇用の難しさを身をもって体感した話を共有し、パート・アルバイトを採用する経営者に向けてのアドバイスをお伝えします。
シニア雇用について悩まれている方はぜひ最後までご覧ください。
シニア雇用には、若い世代を雇用することとはまた違う様々な課題が発生します。普段のパート採用方法やアルバイト募集のコツを駆使しても、シニアの方々を雇用するには独自の工夫が必要です。いくつかポイントをピックアップしますね。
そもそもシニアとは何歳から?
シニアとは何歳からか?という問いに対しては様々な見解がありますが、一般的には60~65歳以上の方を指すことが多いでしょう。私の会社では、60歳以上の方々を主力として多く採用してきました。
シニア世代特有の頑固さと試用期間の工夫
シニアの方々を雇用する上で感じる難しさの一つに、頑固さがあります。全員がそうではないものの、「これまでこうやってきたから」と固執して新しい方法を受け入れにくい方が多いです。ですので、シニア雇用のポイントは、雇用の最初の段階が非常に重要だということです。
一般的には試用期間として3カ月~4カ月を設ける企業が多いですが、私の会社では全員に対して最初の1カ月の雇用契約を結びます。1カ月間で適性を見極め、その後の継続雇用を判断します。1ヶ月でおやおや?と思うような方はそこで契約満了で継続には至らないようにします。このような採用管理システムにより、効率的な採用プロセスを実現しています。
シニアの方々の特性とマニュアル化の重要性
シニアの方々は、体力面や応用力の面で課題があることが多いです。また、過去の経験が豊富なため、中途半端な我流を取り入れる方もいらっしゃいますし、新しい方法に対応するのが難しいと感じることもあります。そこで、「誰でもできる化」が重要となります。
「誰でもできる化」とはマニュアル化のことですね。シニアが多い現場では、徹底したマニュアル化が非常に重要です。明確な手順を示し、その通りに作業してもらうことで、我流によるミスを防ぐことができます。また、マニュアル化をすることで仕事がシンプルになりシニア世代の定着率向上にも繋がりますので、まさに一石二鳥です。
シニア雇用における成功の鍵のまとめ
シニア雇用の現場では、人生経験豊富なシニアの方々に対しても、明確な指示と基準を示すことが大切です。1カ月の契約とマニュアル化を徹底することで、適切な労働環境を提供し、双方にとって良好な関係を築くことができます。
シニアの雇用は誰でもできる化が非常に大事だという話をさせていただきました。これからも、パート・アルバイトの方たちが働きやすい職場環境を作っていきたいと思います。それではまた。